2023.05.31

女性ホルモンの量で女性の顔つきが変わる⁉

女性ホルモンは女性の心と体に大きな影響を与えるため、それが肌や表情などに表れて顔つきを変えてしまうことがあるようです。女性ホルモンの変化によって、顔つきがどう変わる可能性があるのかをご紹介します。

 

女性ホルモンの量で変わる身体への影響

健康と女性らしい美しさを保つには、女性ホルモンのバランスを整えることが大切だといわれています。そのため、女性ホルモンが多すぎたリ少なすぎたりすると、身体になんらかの影響が現れやすくなります。

女性ホルモンが多い場合

女性ホルモンは女性の健康と美容に大切なものですが、多すぎても心身に支障が現れやすくなってしまいます。エストロゲンには子宮を厚くして妊娠の準備をする働きがあるため、エストロゲンが多すぎると、子宮内膜が厚くなりすぎてしまうおそれがあります。また、エストロゲンが過剰に分泌されることで、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮体がんや乳がんになるリスクが高くなるおそれもあるといわれています。プロゲステロンには気持ちのコントロールを難しくする働きがあるため、プロゲステロンが多すぎることでイライラしたり憂鬱になったりすることが増えてしまうようです。

女性ホルモンが少ない場合

女性ホルモンには乳房を膨らませたり生殖器の発達を促したりする働きあるため、女性ホルモンが少ないと、女性らしい体に変化しにくくなるおそれがあります。また、女性ホルモンは妊娠しやすくしたり、妊娠を維持しやすくしたりする働きももっているため、女性ホルモンが少ないことで子どもができにくくなってしまうおそれがあるようです。エストロゲンの分泌が急激に減る更年期には、ホットフラッシュや肩こり、倦怠感や抑うつなどいろいろな不調が現れやすくなるといわれています。

女性ホルモンの量で顔つきが変わる!?

女性ホルモンは、人によって顔つきにも影響を与える可能性があるようです。女性ホルモンの量によって、顔つきがどのように変化するのかをみてみましょう。

顔が明るくなる

エストロゲンには心を安定しやすくする働きがあるため、エストロゲンの分泌が多い時期は表情が明るく穏やかになる女性が比較的増えるといわれています。肌を美しくする効果もあるため、肌のハリやツヤ、透明感がアップして肌色がワントーン明るくなることも。体調がいいことも多く過ごしやすいため、大切な予定は月経が終わってから排卵が起こるまでのエストロゲンの分泌が多い時期に入れるのがおすすめです。

顔がむくみやすくなる

プロゲステロンは水分をため込みやすくする働きがあるため、プロゲステロンの分泌が多くなる排卵後から生理前は顔がむくみやすくなります。顔がむくむことによって、不健康そうな印象を与えたり、太ったように見えたりしてしまうこともあるようです。水分や塩分のとり過ぎ、飲酒、生活習慣の乱れなどによっても、顔がむくみやすくなるといわれています。
顔のむくみを改善するには、タオルを使った温冷ケアがおすすめです。人肌より少し温かいホットタオルで、顔全体を30秒ほど温めましょう。次に、水で冷やしたタオルで顔全体を30秒ほど冷やしてください。温めと冷やしを2~3回繰り返すと、むくみが軽減するといわれています。

肌がくすみやすくなる

プロゲステロンの分泌が多い時期は、皮脂が過剰に分泌されたり毛穴がつまったりなど肌トラブルが起こりやすくなります。肌のターンオーバーも乱れやすくなるため、肌に不要な角質がたまってくすみが生じてしまうことも。くすみがあると肌色がワントーン暗くなり、疲れている印象や元気がない印象を与えてしまうことがあるようです。
肌のくすみを改善するには、保湿ケアをしっかりして肌の乾燥を防ぐ、マッサージをして血行を促す、ピーリングをして余分な角質を取り除くのが効果的だといわれています。

体の不調が表情に表れる

生理痛や月経前症候群などによって下腹部痛や腰痛、倦怠感などがあると、体の不調が表情に表れてしまうことがあります。痛みを我慢していると、無意識に眉間にしわを寄せる、歯をくいしばる、顔をゆがめるなどの行動をしやすくなってしまいます。表情の表れ方は個人によって異なりますが、痛みを我慢している表情が不機嫌そうに見えたり、怒っているように見えたりすることもあるようです。
自分が無意識のときにどんな表情をしているか、身の回りに鏡をおいてチェックしてみてください。鏡を見ながら、自分がなりたい表情を意識してつくりましょう。顔つきが変わるくらい痛みが強いときは、市販の痛み止め薬を服用したり、医療機関に相談したりすることをおすすめします。

心の不安定さが顔に表れる

女性ホルモンは心にも影響を与えます。プロゲステロンの分泌が増える時期は、イライラしたり憂鬱になったりなど心が不安定になりやすいといわれています。そのため、心の不安定さが表情に表れてしまうこともあるようです。
疲労やストレスがあると心が不安定になりやすいため、できるだけリラックスして過ごし、ストレスの解消に努めましょう。目をつぶって、ゆっくりと腹式呼吸をするのもおすすめです。イライラしたり憂鬱になったりするのは女性ホルモンのせいだと考え、気持ちを切り替えるようにしてください。

女性ホルモンのバランスを安定させるために

女性ホルモンのバランスは生活習慣によって左右されるため、生活習慣を見直しましょう。就寝や起床時間を毎日同じ時間にする、起床したら朝日を浴びる、日中に適度に体を動かすなどして、生活リズムを整えるのが効果的だといわれています。栄養バランスのとれた食事を、1日3食とることも大切です。飲酒する場合には適量を守り、飲み過ぎないようにしましょう。また、極端なカロリー制限や一つの食材だけをとるダイエットは避けるようにしてください。タバコも悪影響を与えるため、禁煙することをおすすめします。質の高い睡眠と十分な休息も欠かせません。ストレスも女性ホルモンのバランスを乱す原因となってしまうため、いろいろ工夫してストレスをためないようにしましょう。

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まとめ

女性の心と体は女性ホルモンの影響を大きく受けるため、肌や表情にも変化が現れやすくなります。自分の肌の状態や顔つきなどをチェックして、自分が一番美しく見える時期と不調な時期を把握しておくと、大切な予定を立てるときに役立ちます。女性ホルモンは多すぎても少なすぎても体調が崩れやすくなってしまうため、生活習慣を整えて女性ホルモンのバランスを整えましょう。

この記事の執筆者:インコさん

正看護師として美容皮膚科をメインに勤務。美容皮膚科では、10代~60代まで幅広い年代の女性の脱毛も担当。多くの女性と接することで、体を美しく整えること、美しく年を重ねることの大切さを学ぶ。
デリケートゾーンを美しく整えたいと希望する女性が多いことから、フェムケアの必要性をより認識。
その後、卵巣嚢腫の手術を経験し、不妊治療のために退社。体外受精を経て1児の母に。
現在は、そうした経験を生かして医療や美容関連のライティングを中心に活動。
医療系記事では、疾病の基礎知識や対処法、美容整形の施術紹介など専門性の高いものを執筆。美容関連では、脱毛やスキンケアを中心に更年期障害やアンチエイジングケアなどのテーマを得意とする。