2019.09.12

LAのビバリーヒルズ滞在で感じた「自分を磨く努力」の大切さ

Natsume’s Eye

Life is beautiful.

先日、ロサンゼルスのビバリーヒルズのロデオドライブに行ってきました。

ビバリーヒルズはご存知の通り、ハリウッドセレブをはじめアメリカの富裕層が暮らす高級住宅街。ロデオドライブはその中で、ハイブランドやトレンドセッターのショップ、セレブが集うレストランなどが集まる一角です。

L.A.は一度仕事で訪れたことがある程度で、ビバリーヒルズに来たのは実は今回が初めて。

いやあ、驚きました。歩いている人たちの外見偏差値の高さ!!!
男性も女性も、若きも老いた人も、みんなビューティフル!!!
」をいくつ付けても足りないくらい。

若かりし頃、初めてNYに行ったとき、アメリカの映画やドラマに出てくるような人は本当はいないんだなあと思ったし、6年前に6週間ほどNYに滞在したときもSATCのキャリーはどこにいるんだ?と思いながら毎日街を歩いたけれど、ごくわずかしか観測できなかった。

今回わかった。彼らはここ、ビバリーヒルズに集中していたのだ。

大袈裟ではなく”ため息が出そうになる美男美女のカップル”や、年を重ねて増すダンディズム溢れるお父さま、とても品のいいお母さま、素晴らしい遺伝子を継いだとしか言いようのない子供たちによるいかにもセレブな一家。

まるでリアルSATCのような女性たちが、レストランに集まって食事をしながら談笑している。絵になる。

ロサンジェルス

仕事柄、芸能人やモデルの人たちに会う機会が多いが、彼らの美しさは一般人の美しさとはレベルが違うというか、タイプが違うというか、別次元なのですが、ロデオドライブを歩く人はまさにそんな感じ。ひょっとしたら、知らないだけで有名人や有名人ファミリーなのかもしれない。

まず男性の方の感想を簡単に。男性はみな、絶対にジムで鍛えてるだろう、といわんばかりの引き締まった、けれど適度に筋肉のついた体型。髪型もキレイに整えられている。服装は休日なのでカジュアル、でもおしゃれ。姿勢がいいからなのか、セレブだからなのか、いい意味で自信に溢れ、それでいてすごくスマート。メンズ雑誌Oceansを見ているみたい。

で、女性はというと、タイプは違うけどみんなキレイ。というか、キレイであることに努力しているだろうなあということが伝わってくる感じ。もちろん、顔や骨格はきっと生まれつき美しい(ロスでも美容整形が流行っているらしいので、その力も借りてるかもしれないが)が、それだけではきっとない。すごく手入れが行き届いているのだ。

アメリカに行ったことのある人はご存知だろうが、彼らの食べる量は半端ない。スタバのデフォルトはグランデ(いわゆるLサイズ的なもの、日本はトールが基本)で、みんなベンティ(さらに大きいLLサイズ)を普通に飲みながら歩いているし、レストランで食事をすると1皿がすごい量で、日本人の感覚だと2~3人でシェアする感じだが、割と高齢の女性も1人でペロッと平らげている。アイスクリームは日本のファミリーサイズを1人で食べる感じ。そりゃあ太るよなあという食生活で、正直、本当に太っている人が多い。

そんな食環境の中であんなにスリムな体型を保っているのだから、相当気を使っているに違いない。食べ物やトレーニング、サプリメントなど、L.A.の美容トレンドが日本でもトレンド化するが、確かに彼らがあれだけの美しさを維持しているのを見ると効果があるに違いない、と改めて納得。

トレーニングなどの運動もちゃんとしているんだろうなあという“引き締まったカラダ”。特に美しいのがヒップライン。実はヒップは鍛えるのが難しいところ。タイトワンピースからくっきりと見えるヒップラインは、まるで彫刻のよう。

40~50代とおぼしき女性も、ファッションやアクセサリーもさりげなくおしゃれで、ミニのワンピースなど脚を露出した服を着ている人が多いが、決して若作りや下品な露出感がなく、すごく品よく着こなしている。

鍛えているからか、姿勢もすごくいいから、より素敵に見える。大人のおしゃれの1つのお手本を見ているみたい。

もちろんここに暮らす人たちはお金も時間もある意味別次元の人が多いのだろうけど、だからといって自分たちとは違うと決めつけるのはもったいない。

彼女たちは、ちゃんと自分を磨くことに努力している。だから自分に自信を持っている。自信を持ったふるまいからは、美のオーラが溢れる。

決して生まれ持った顔や骨格で決まるものではない。

年齢や忙しさを言い訳にせず、ちゃんと自分なりの美しさを磨こう、と改めて思わされたビバリーヒルズの滞在でした。

夏目則子