間違うと肌はカサカサ!髪もバサバサ!実は大切な石鹸の選び方
「目指せ!自由なオトナ女子 de ブラジル」by セニョーラプリマベーラ(岩井真理) Vol.1 Bom dia! ブラジルから発信します! 皆さん、はじめまして。 ブラジルカンピーナスに住むプリマベーラこと、Mariです。 この度、RED FROGSでコラムを書かせていただくこととなりました。これまで「きれい生活研究所」をお読み下さった方も、引き続きよろしくお願いします。 さて、私が本格的にブラジルに住み始めて、間もなく1年半となります。夫の転勤に伴い、20年超勤務していた会社を退職し、フリーランスになって渡伯しました。ブラジルでは、ビザの関係で就労は出来ませんが、いくつかのボランティアをしたり、こうしてコラムを書いたり、人生初の「専業主婦」をして暮らしています。 とはいえ、ここまで来るには、いくつもの決断が必要でした。長く勤めた会社を辞めること、仕事を失うこと、家族や親しい友人とも離れ、誰も知らない新しい土地へ行くなんて、出来るのかな?と、何度も悩みました。海外生活は2度目ですが、年齢と共に自分では気づかなかったしがらみもあり、年老いた親達のことも決断を鈍らせる原因でした。 でも、ブラジルで暮らすという経験は、なかなか出来るのではありません。むしろ、ラッキー?ならば、「駐妻」に転職したつもりで!ブラジル生活を楽しむことにし、夫から遅れること2年、私もブラジルへ参った次第です。 出発の前々日まで仕事をし、猛暑の日本から逃げ出すように、1日半かけてたどり着いた事が、すでに懐かしい思い出になってます。 その後、自由に、伸び伸びと、オトナ女子として、「ライフキャリア」も意識しつつ、ブラジル生活を満喫すべく日々奮闘する私のコラム、始めさせて頂きます。
第一回目の本日は、まずは「水」の話から。
最近では、日本でも普段からミネラスウォーターを買ったり、身体にいいとか、ダイエットに効果的とか言って、さまざまなお水が販売されていますね。それでも、日本の水道水はそのまま飲むことができますが、ここブラジルでは他の海外同様、飲み水は買うもの!です。 ちなみにビール350mlが、3〜4レアル(1レアル25円)という安さに対して、水は500mlで5レアルほど。レストランでは、日本のようにただで水は出ません。飲みたければ、だいたい8〜10レアル払うことになり、水は高級品なのです。 ちなみに、私が最初に覚えたポルトガル語は Por favor, água com gás, limão espremido, sem gelo, (絞ったレモン付きのガス入りの水を、氷抜きで下さい) お酒が飲めない私は、どこへ行っても食事にガス入り水。お陰で、このフレーズだけは大変流暢に話すことが出来ます。笑 さて、ブラジルの物価は決して安くありません。現に、日本で使っていた食費とほぼ同等額をブラジルでも消費しています。ブラジルで安いものといえば、ビールと果物(マンゴーなど激安)と牛肉だけです。日用品、衣料品、書籍、外食などは東京中心部と同等か高いくらいです。 そんな日常の買い物や、近所のランチにも慣れてきた頃から、なんだか私、顔がカサカサして来ました。ブラジルの季節は冬。日本の冬ほどの寒さはなく、セーターかジャケットを羽織る程度の気温ですが、空気は乾燥しています。 もともと、季節の変わり目に脂漏性皮膚炎になることがあり、寝不足やストレスも原因と言われ、日本の医師に処方された塗り薬を持っていたので、こまめに塗りましたが、あまり良くなりません。 ふと気づくと、日本から持ってきた洗顔石鹸の泡立ちが悪いのです。そういえば、シャンプーも日本製のものはあまり泡立ちしません。 そうなんです!水道水が原因です。 先輩駐妻に訊くと、石鹸やシャンプーに関しては、ブラジルの水との相性があるので、こちらのものを使った方が良いとアドバイスを貰いました。また、シャンプーに関しては、日本人の髪質に合ったものを使った方が良いと、商品も教えてくれました。 確かに、知ってる名前のシャンプーをブラジルで購入して使っていましたが、日々髪はゴワゴワになるし、シャンプー自体コッテリしていて、これは逆に泡切れも悪いなーとずっと思っていました。 ブラジルで最も成功した日系人がやってるというドラックストアへ行き、指定のシャンプー&コンディショナーと、洗顔フォームを買いました。それなりのブラジルブランドらしく、それなりのお値段ではありましたが、とにかく騙されたと思って使ってみることにしました。合わせて、シートタイプのフェイシャルパックなども買い、完全なる乾燥対策です。 それから数ヶ月、ちゃんと泡立ちがするシャンプーや洗顔フォームを使用して、徐々に髪が柔らかさを取り戻し、顔のカサカサも無くなって来ました。それでも、ブラジルの水は相変わらず、触っただけでも硬い感じですが、だからこそ、郷に入っては郷に従って、現地の製品を使うべきでしたね。 その後、ブラジルはバストイレタリー市場では、世界第3位という化粧品大国であることを知りました。特に、天然素材石鹸は、豊かなブラジルの自然が生み出したオーガニックものが大人気です。それを知った上で、前述のドラックストアへ行くと、そこはパラダイスのようでした。ブラジルならではの香りや効用を持った商品が数多くあります。 自然保護や環境問題にも配慮した製品も人気を集めている一方、ポルトガル王室御用達の伝統あるメーカー評判も揺るぎません。日本のものより少し香りがキツイものもありますが、本来の石鹸の使い方以外に、下着の引き出しなどに忍ばせて、移り香を楽しむことも出来ます。 最近では私のお肌も髪もブラジルの水に適応して来たようです。一時帰国で日本へ帰った時、エステシャンの方に「日焼けも乾燥もないし、お肌の調子いいですね」と、誉めていただきました。「でも、ここにあるシミがなんとなく濃くなった気がするんですよねー」と打ち明けると、 「あ!甘いものたくさん食べてるしでしょ?」 バレたか。ブラジルは、お菓子も果物も、甘〜くて美味しいんですよ。*今までのブラジル情報は、「きれい生活研究所」Kireiライフキャリアのすすめ
*「世界ウーマン」掲載中 https://www.sekaiwoman.com/column/20191007/