2019.06.27

女性のセルフケア~心身ともにストレスがたまる梅雨の時期を乗り切るために

~植木もも子先生の女性のバランスを整える優しい薬膳レシピ♪   このところ雨の日が多く、梅雨明けが待ち遠しいですね。 低気圧の影響や湿気、梅雨の晴れ間の暑さと雨の日の寒暖差などによって、心身ともにストレスを感じるこの時期。疲れやすかったり、頭痛やだるさ、むくみを感じるなど、何となく体調がすっきりしないと感じる人も多いのではないでしょうか? 日々忙しく生活していると、このくらいのストレスなんて大丈夫と思いがちですが、ストレスは思っている以上にカラダに影響しています。 女性の場合、脳が指令を出すことで女性ホルモンが分泌されるのですが、ストレスがかかると脳がうまく機能しないため、その指令も滞ってしまい「女性ホルモンバランスの乱れ」につながります。難しいことではありますが、できるだけストレスをためないようにしたいものですね。 心身ともにストレスがたまる梅雨の時期を乗り切って、一日を元気にスタートするために、朝食にも温かいスープはいかがですか?植木もも子先生の、サバ缶を使って簡単にできる温かいスープをご紹介します。

脾が冷えがちな梅雨には、サバ缶を使って簡単にできる温かいスープを。

6月 キュウリとサバ缶のカレー風味スープ 6月は暑さに加えて湿度が高くなる時期です。体に湿がたまると身体が重だるくなり、下半身などに湿疹が出たり、むくみが出たりといった症状が出てきます。梅雨冷えといい、雨が続くと気温が下がり、寒くなることもあります。雨に濡れると体の熱を奪いますから濡れないように濡れたらすぐに乾かすようにしましょう!

材料(1人分)

サバ水煮缶 1缶 キュウリ 1/2本 カレー粉 小さじ1 鶏ガラスープ 小さじ1/3 酒 大さじ1 塩 少々  

作り方

①鍋に水150mlとサバ缶の缶汁を加えて酒大匙1を入れて火にかける。キュウリは縦半分に切り斜めに薄切にする。 ②鍋が沸騰したらカレー粉を加えて良く混ぜてからサバの身、キュウリを加えて再沸騰後2~3分煮て塩で味を調える。 食事以外にも、早めの就寝や、軽くカラダを動かすなどして、自律神経のバランスを整えるとともにカラダの冷えをとることも大事。ゆっくりとお風呂につかったり、できるだけ温かい食事をとるとよいですね♪
植木もも子先生プロフィール 東京家政学院大学卒業後、岸朝子氏に師事し、料理記者として活動。その後和食料理研究家の鈴木登紀子氏のアシスタントを経て、フードスタイリストとして雑誌の連載、CMなどを手掛けるほか、大学の非常勤講師としても活躍。 現在、管理栄養士、国際中医師、国際中医薬膳管理師の資格を持ち、培った知識と持論を生かした数々の著作本を出版している。また最近は講演や料理教室、テレビ番組の出演などを通して、毎日の食事の大切さを伝えながら「美味しく、楽しく、賢く、健康に」をモットーに健やか料理研究家として活動中。ファイトケミカル(植物由来の化学物質)パワーを取り入れた中医営養学、雑穀料理を中心に日々の料理を提案している。
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