2024.08.12

女性に必要な防災準備5つのポイント~女性目線で安心と快適性を考える~

防災への備えの必要性が高まっている今、準備している人も多いのでは。

食料品や飲料、簡易トイレなど一般的な防災用品に加えて、女性ならでは視点で、用意しておきたいものとその選び方をリストアップしました。

被災直後は安全の確保が最優先ですが、避難生活が続く中では、できるだけ快適さを維持することも重要になってきます。

見落としがちなもの、意外に役立つものなど、ぜひ参考にしてみてください。

①生理用品

●1サイクル分の生理用ナプキン

●生理用ショーツ

●サニタリー袋

●鎮痛剤(生理痛のひどい人、常用している人)

 

女性がまず用意しておくべき、生理用品。非常時に生理になるとかなりつらいもの。せめて少しでも負担を減らすように準備しておきましょう。

生理ナプキンは、普段の使用状況に応じて昼用、夜用、タンポンなど合わせて1サイクル分、用意しておくと安心。

支援物資として生理用品も用意されているようですが、被災時にすぐに手元に届くかは定かではないですし、使う製品を決めているなら同じものが手に入るとは限りません。

生理用ショーツも一緒に。

なお普段布ナプキンや月経カップなどを使っている人も、これらは洗浄用の水が必要なので、非常時用としては紙の使い捨てのものも用意しておきましょう。

また、サニタリー袋も一緒に。避難所で使い終わった生理用品を捨てるために便利です。消臭機能が付いたものもドラッグストアなどで販売されています。

普段生理痛がひどい人は、いつもと違う環境によるストレスで、生理痛がひどくなることも。常用している人も含めて、の鎮痛剤を用意しておくと安心です。

②デリケー―とゾーンの衛生用品

●デリケートゾーンに使えるウェットシート

●デリケートゾーン用ミスト

●使い捨ての携帯用ビデ

 

以前の震災時、女性特有の症状として外陰炎になった女性も多かったという結果もあり、生理中かどうかを問わず、女性のデリケートゾーンは清潔を保つように気を配る必要があります。入浴できないときにも、デリケートゾーンをきれいに保つと気分的なすっきり感にもつながります。

まずはデリケートゾーン用のウェットシートを用意しておきましょう。一般的なウェットティッシュでは刺激が強すぎることもあるので、専用のものが安心。

さらにシートだけだと乾いて使えなくなることもあるので、デリケートゾーン用ミストなど液体スプレータイプも用意しておくと安心。シュッとスプレーするだけで手軽なのに加えて、ティッシュなどにつけて拭いたり、ボディの消臭スプレーかわりにも使えたりと便利。

また、精製水で膣内を洗い流す使い捨ての携帯用ビデも販売されています。

 

③下着

●ブラトップやナイトブラなど、楽なブラ

●肌当たりの良いショーツ

●パンティライナー、おりものシート

 

どんなタイミングで被災するかもしれません。日中のおしゃれなブラは、避難先などで数日間を過ごすには、少し窮屈ではないでしょうか。数日間避難生活が続く可能性も考えて、ブラントップやナイトブラなど楽に過ごせるブラを用意しておくとよいでしょう。

またレースたっぷりだったり、ソング、Tバックといった形のショーツは、長時間座り続ける際には意外に肌当たりが刺激になったり、何となく落ち着かないと思います。

コットンやシームレスなど、手頃な値段で快適なショーツが手に入るので、予備として用意しておくのもおすすめです。

またパンティライナーやおりものシートなども用意しておくと、下着を交換できなくても清潔を維持することができます。

 

④スキンケア、ボディケア、ヘアケア、口腔ケア

●クレンジングシートや洗顔シート

●オールインワンスキンケア

●ドライシャンプー

●ヘアゴム

●歯磨きシート

●好きな香りのハンドクリームやボディクリーム

 

メイクをした状態のままだと疲労が抜けないので、水なしでも使えるクレンジングシートや洗顔シートも用意しておきましょう。ノーメイクが気になる人は、マスクをすると少し気が楽です。

季節によっては乾燥が気になるので、保湿用のスキンケアも準備。特にオールインジェルは手軽にケアでき、荷物の容量も節約できるので、便利。

開封すると消費期限が短くなるので、未開封のものをストックしておきましょう。普段使っているものでなくても、短い期間と割り切って手頃な商品を防災グッズに入れておくとよいですね。そして未開封のものでも定期的に入れ替えましょう。試供品は通常品よりも消費期限が短い場合もあるので、特に気を付けて。

こだわりのある人は、たえず1セット余分にストックして、ローリングストック(使った分だけ新しく買い足していくこと)にするのがおすすめです。

また水の使用量が制限される可能性が高いので、水が十分に使用できない環境でも、洗髪できるドライシャンプーや、歯磨きできる歯磨きシートなども用意しておくと安心です。

ヘアゴムがあると、洗髪できないときも束ねることで多少すっきりできるので、一緒に用意しておきましょう。

安全確保の後の避難生活の中で、できるだけ快適に過ごすためにも、日常と同じとまではいかないまでも、できるだけ衛生面を保ちつつ、健やかな状態を保ちたいですね。経験者の話では、必需品だけでなく、心地よさを感じたり、リラックスできたりするものがあることで、精神的に救われるとのこと。

そういう点で、好きな香りのボディクリームやハンドクリームは、必需品ではないけれど、気分転換にもなり、意外なおすすめです。

 

⑤大判のストールやバスタオル

 

大判のストールやバスタオルも1枚用意しておきたいものです。

使い方として

・防寒

・防災頭巾として頭を守る

・折りたたんで座布団やクッションがわりに

・着替えなどの際の目隠しに

・カーテン替わりでプライベート空間をつくる

・生理痛などがひどい時に、丸めて腰にあてる、おなか周りを温めるといったことで、緩和

など、1枚あると色々使えます。

 

突然の緊急地震速報から強い揺れが来るまではわずかな時間で、十分な準備の時間はありません。そしてて、ライフラインが止まった時や、避難所生活を強いられた時に必要な持ち物は思った以上に多いものです。日ごろからすぐに持ち出せるよう、まとめて準備しておくことが大切ですね。

 

 

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