国際女性デーの今日は、自分のことを大切に考える1日に。
今日3月8日は「国際女性デー」。最近、日本でもこの日のことが話題になり嬉しいですね。さかのぼること1904年3月8日のNew York、婦人参政権を求めたデモが起きました。時が進んで1975年、国連が「女性の社会参画を願う日」として、3月8日を「国際女性デー」と制定しました。
世界で比較したとき、女性の社会進出が遅れている日本。女性差別や蔑視発言がニュースになることの多い日本。私が教えている大学でも、相変わらず女性は自由に生きづらいと訴える女子学生がいて、この30年間、大して変化してないのだなあと感じています。男性が、女性が、ではなく一人ひとりの人間として認めあえる社会になるといいですね。私も30年以上子育てをしながら社会で仕事をしてきた先輩女性の一人として、後進の女性の役に立てないかと思うこの頃です。
一方で、最近の頑張り過ぎでクタクタになっている若い女性たちのことも気になります。どうも日本には、滅私奉公への美徳感が未だに残っているようで、また女性はあれこれと気が利くので、その結果として、自分を後回しにしてしまいがち。社会で活躍できるように頑張れと言われ、でも女性として家事も育児もできて当たり前といわれ、自分のことを大切にする余裕が持てないのではないでしょうか。
私は娘が生まれたとき、自分がこの子に「女性として、人生を楽しむこと」を見せてあげなければならないと心に決めました。今よりももっと、母親は娘とずっといてあげないとかわいそうと言われましたが、私が自分のやりがいを捨てて娘のためだけに生きることは、娘にそれを求めるということと考えていました。私が自分を大切にし、私らしく生きること、それは娘にもそうあってもらいたいという願いを背中で示すことであり、それが娘の幸せになると信じていました。なので私は、娘を大事にするのと同じくらい、自分自身も大切にしてきました。
愛する人と自分の幸せ、家族の幸せと自分の幸せ、周りの人の幸せと自分の幸せ、社会の幸せと自分の幸せ、それぞれのバランスが取れていることが大切だと思うのです。
今はもうすっかり大人になった娘は、良き友だちであり、良きライバルです。
きっと多くの女性は、自分より愛する人、家族、周りの人、社会を大切に考える人が多いのではないでしょうか。
今日は、自分のことを大切に考えてみませんか。
RED FROGS代表 夏目則子
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