2019.07.12

女性のセルフケア〜「巡りを良くして熱を取る」薬膳スムージー♪

今月は気温が低くて過ごしやすい反面、どんよりとした曇り空が多いですね。

ここから一気に暑くなりそうな気配もあり、そうなると寒暖差による自律神経の乱れで体調を崩しやすくなります。女性ホルモンバランスも不安定になりますので、不調を感じた時は焦らずゆっくりと深呼吸をして、心身ともにバランスを整えていきましょう。

そこで、これからの季節にぴったり!な、植木もも子先生の女性のバランスを整える薬膳スムージーをご紹介します。

中医学では、暑さが増すこれからの月は「陽気」と「津液(体液)」を消耗するので体が疲れやすくなります。二四節季は「小暑」と「大暑」です。

暑さは「」を傷めるので、余分な熱をだし水分をとり「血」のめぐりを良くします。また睡眠も十分にとることが大切です。冷たい物を摂りすぎると脾・胃の働きを低下させますのでくれぐれも注意を!

植木もも子先生の『モモとミントのスムージー』

巡りを良くし体内に水分と補う「モモ」は、甘みで疲れも取ります。合わせる「ミント」は、気を下げて体の熱を取る作用がありますので、暑さで気が上がりやすい時にぴったり。

7月 モモとミントのスムージ

材料 (1人分)

モモ完熟 大1個
ミントの葉 10枚
水 50ml
レモン汁 大匙1

 

作り方

①桃は皮をむき、適当に切り分けてミキサーに加える。レモン汁、水、ミントの葉も加える。
②①を攪拌して滑らかになったらグラスに注いでミントを飾る。

食事以外にも、早めの就寝や、軽くカラダを動かすなどして、自律神経のバランスを整えるとともにカラダの冷えをとることも大事。ゆっくりとぬるめのお風呂につかったり、適度な水分補給や、ミントの香り(アロマなど)を嗅ぐのもリフレッシュになりますよ♪

植木もも子先生プロフィール

東京家政学院大学卒業後、岸朝子氏に師事し、料理記者として活動。その後和食料理研究家の鈴木登紀子氏のアシスタントを経て、フードスタイリストとして雑誌の連載、CMなどを手掛けるほか、大学の非常勤講師としても活躍。

現在、管理栄養士、国際中医師、国際中医薬膳管理師の資格を持ち、培った知識と持論を生かした数々の著作本を出版している。また最近は講演や料理教室、テレビ番組の出演などを通して、毎日の食事の大切さを伝えながら「美味しく、楽しく、賢く、健康に」をモットーに健やか料理研究家として活動中。ファイトケミカル(植物由来の化学物質)パワーを取り入れた中医営養学、雑穀料理を中心に日々の料理を提案している。