40代~50代のデリケートゾーンケアとは
40代~50代は女性ホルモンの影響で体が大きく変化するため、よりデリケートゾーンのケアが大切になります。デリケートゾーンの大切さや方法をチェックして、デリケートゾーンの健康に役立てましょう。
- デリケートゾーンのケアとは
- 40代~50代で女性の身体に起こること
- 40代~50代女性のデリケートゾーンケア
– 保湿ケアをして肌の潤いをキープする
– 専用のソープで肌のダメージを抑えながら洗う
– 自分に合った下着や衣類を着用する
– VIO脱毛を検討している方はお早めに - 女性ホルモンが乱れる時期にはデリケートゾーン以外のケアも
- フェムケアのすすめ
- まとめ
デリケートゾーンのケアとは
VIO脱毛などデリケートゾーンのケアに関心をもつ方が増えてきましたが、実際にデリケートゾーンのケアを行っている方は多くありません。入浴時に体を洗う際に、ボディソープでデリケートゾーンを洗うだけという方も多いでしょう。デリケートゾーンのケアに興味はあるけれど、「どんなケアをすればいいのか分からない」「人に聞くのが恥ずかしい」という思いから、ケアができていない方もいらっしゃると思います。デリケートゾーンは普段隠している部分なので、日常的に人に見られる顔と違い、ケアがおざなりになってしまうこともあるでしょう。また、40代~50代は女性ホルモンのバランスの乱れや老化によって体が変化する時期であり、仕事や家庭などに忙しい時期でもあるため、デリケートゾーンのケアをする余裕がない場合も多くなっています。
40代~50代で女性の身体に起こること
40代~50代は女性ホルモンの影響によって体が大きく変化するため、様々な不調を抱えやすい時期となっています。更年期障害に悩まされるのもこの時期です。更年期障害は、閉経前後5年間に起こるといわれています。そのため個人差はありますが、45歳~55歳くらいに更年期障害を経験する女性が多くなっています。更年期障害の症状には、ホットフラッシュ、めまい、動悸、頭痛、肩こり、倦怠感、不眠など様々なものがあります。イライラする、うつになるなど、気持ちが不安定になる方もいらっしゃいます。症状は個人差が大きく、あまり気にならない程度のこともあれば、日常生活に支障が生じる程度の場合もあります。また、四十肩や五十肩、疲労がとれにくい、老眼など、加齢による身体の変化を実感する方も多くなっています。
40代~50代女性のデリケートゾーンケア
体の変化に伴い、デリケートゾーンのケアも変えていきましょう。デリケートゾーンの健康を守るには、年齢に合ったケアをすることが大切です。
●保湿ケアをして肌の潤いをキープする
40代~50代は、女性ホルモンの影響や加齢によって肌の潤い成分が減少します。そのためデリケートゾーンも乾燥し、かゆみや肌のバリア機能の低下などが生じやすくなってしまいます。デリケートゾーンの乾燥を防ぐためにも、失った潤い成分を保湿剤で補いましょう。保湿剤は、保湿効果が高くて伸びがよい専用の保湿剤を選ぶとよいでしょう。使いづらいものだと面倒になって継続できないため、洗浄後にそのまま浴室で使用できるものがおすすめです。
●専用のソープで肌のダメージを抑えながら洗う
デリケートゾーンを洗うときには、肌にダメージを与えないようにすることが大切です。市販のボディソープには洗浄力が強く肌の負担となるものもあるため、デリケートゾーン専用のソープがおすすめです。肌に必要な潤い成分を守りつつ、汚れをしっかりと落としてくれるものを選びましょう。デリケートゾーンの肌は傷つきやすいので、手でこすらずに泡で包み込むように洗ってください。泡立ちがよいソープだと、摩擦を防いでストレスなく使用できます。泡が残っていると肌にダメージを与えてしまうため、ぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。。
●自分に合った下着や衣類を着用する
40代~50代は体型が変化しやすい時期です。サイズがアップしたり、下半身に肉がついたりする方も多くなっています。サイズが合っていない下着やパンツなどを着用すると、下着が食い込んでデリケートゾーンに負担を与えてしまいます。体型の変化を感じたら、下着や衣類のサイズを変更しましょう。下着を選ぶ前に、自分のボディサイズを測定することをおすすめします。自分のサイズに適した下着を選んで、デリケートゾーンの負担を減らしましょう。
●VIO脱毛を検討している方はお早めに
老化によって白髪になるのは、頭髪だけではありません。年齢とともに、アンダーヘアにも白髪が増えていきます。
レーザー脱毛や光脱毛は、黒い色素に反応するレーザーや光を照射して脱毛するものです。そのためアンダーヘアが白髪になると、レーザーや光に反応しなくなり脱毛することができません。VIO脱毛を検討している方は、アンダーヘアの白髪が増える前に脱毛することをおすすめします。
女性ホルモンが乱れる時期にはデリケートゾーン以外のケアも
デリケートゾーンを健康に保つには、デリケートゾーンのケアだけでなくトータルケアを行うことが大切です。食生活や生活習慣を見直して、女性ホルモンのバランスを整えましょう。いろいろな栄養素をバランスよくとる、カロリーをとり過ぎない、飲酒は控えめにするなど、健康を意識した食生活にするのがおすすめです。ストレッチや軽い筋トレ、ウォーキングなど、適度な運動を生活に取り入れるのもよいでしょう。
40代~50代になると、若い頃のように無理がきかなくなってきます。寝不足や疲労が溜まると、体に負担がかかって女性ホルモンのバランスが乱れやすくなるため注意しましょう。ストレスも、女性ホルモンのバランスに悪影響を与えるといわれています。40代~50代は仕事や子育て、親の介護など、ストレスを抱えている方も少なくありません。十分な休息と睡眠を確保して、リラックスできる時間を持ちましょう。
忙しくてケアする時間がとれない、手軽にケアしたいという方には、女性バランスをサポートしてくれるアイテムがおすすめです。サプリメントやオイルなど、自分にぴったりのケアアイテムを上手に活用しましょう。
フェムケアのすすめ
フェムケアとは、女性の健康を守るための商品やサービスのことです。妊娠や出産、生理や更年期など、女性は女性ならではの健康課題と向き合っていかなくてはなりません。その手助けをしてくれるのが、フェムケアです。女性ホルモンのバランスが乱れやすい40代~50代だからこそ、フェムケアを行うことが大切です。代表的なフェムケアには、デリケートゾーンの洗浄と保湿、VIO脱毛などがあります。最近ではフェムケアの必要性が理解され始め、便利なフェムケアアイテムも増えてきました。自分にぴったりのフェムケアアイテムを選んで、健康維持に役立てましょう。
まとめ
40代~50代は、体の変化に合わせたデリケートゾーンのケアを行うことが大切です。
基本的な洗浄や保湿ケアに加えて、食生活や生活習慣の見直しもするとよいでしょう。フェムケアアイテムを活用して、女性バランスをサポートするのもおすすめです。生活にフェムケアを取り入れて、40代~50代の体の変化を乗り越えましょう。
この記事の執筆者:インコさん
正看護師として美容皮膚科をメインに勤務。美容皮膚科では、10代~60代まで幅広い年代の女性の脱毛も担当。多くの女性と接することで、体を美しく整えること、美しく年を重ねることの大切さを学ぶ。
デリケートゾーンを美しく整えたいと希望する女性が多いことから、フェムケアの必要性をより認識。
その後、卵巣嚢腫の手術を経験し、不妊治療のために退社。体外受精を経て1児の母に。
現在は、そうした経験を生かして医療や美容関連のライティングを中心に活動。
医療系記事では、疾病の基礎知識や対処法、美容整形の施術紹介など専門性の高いものを執筆。美容関連では、脱毛やスキンケアを中心に更年期障害やアンチエイジングケアなどのテーマを得意とする。